竜王戦を読む。に行ってきました。

 こんにちは。Yasutaです。
連日の酷暑もようやく一段落しましたね。
これを書いてる9日の朝は秋を感じさせる涼しさです。
さて、昨日は福島民友新聞社さんで開催された、「竜王戦を読む NIE in 福島」へお邪魔してきました。
この「竜王戦を読む~」は福岡県と福島県の2県で開催されたようで、小中学生とその家族が対象です。
ところで「NIE」って言葉ですが、新聞等で目にする機会も多いかと思いますがご存じでしょうか?
Newspaper in Education(=「エヌ・アイ・イー」と読みます)の頭文字をとった略で、新聞を教育教材として活用することの総称のようです。
(詳しくは日本新聞協会様のサイトに詳しく載ってますので、興味のあるかたはご覧ください。)
今回は、2014年12月19日より読売新聞朝刊に掲載された、第27期竜王戦第5局(糸谷七段と森内竜王)<※段位は掲載当時>の観戦記を教材に使用して、言葉の持つ重み、意図から対局時の情景を読み解く講義が行われました。
会場には小学校1年生から中学3年生まで、県内外より20組を超える参加者がありました。
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【1時限目】
1時限目は、日本将棋連盟より島朗九段がお見えになり講師を務めました。
パソコンやスマートフォンの普及で、必要な情報が簡単に手に入れることができるけど、記憶には定着し難い。
新聞等を通して活字を読むことが「読む力・考える力」が身につけられるとの言葉が印象的でした。
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内容は割愛しますが、羽生名人の東京駅からナビを頼らず目的地まで向かう話、勝敗にも良い勝ち方・悪い勝ち方がある話、子供が将棋で負けた時の親の接し方、プロ棋士の記憶力の話、迷った時の指し方等々、非常に濃厚で有意義なお話を聞くことができました。
(1時間では短すぎたかな。もっとお話聴きたかったです。。)
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【2時限目】
2時限目は、元福島テレビアナウンサーで、現在は朗読家でありフリーアナウンサーでもある中村雅子先生を講師にお招きし、「読む」をテーマに講義が行われました。
(ご存じの方も多いでしょうが、中村雅子先生は中村修九段の奥様でもあります。)
冒頭、先生より「音読」と「朗読」の違いってわかりますか?って問いかけがありました。
「音読」は文字を声に出して読むこと、「朗読」は聞き手が居て情景が伝わるように読む。
こんな違いがあったんですね。知らなかった。。。
配布されたテキストを元に、滑舌の練習など行いながら本題へと入って行きました。
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で、自分は打ち合わせへと呼ばれて中座。。。
戻ってきたら修了式が行われてました。
参加者一人ひとりに、修了証と将棋盤・駒セットが手渡されて受講終了となりました。
先生方、参加された皆様方、有意義な時間ありがとうございました。
福島民友新聞社さんの将棋観戦記欄では、これから子供の大会が多く掲載されます。
今回参加した子供たちは、新たな視点で観戦記を読めることだろうと思います。
なお、観戦記の詳しいスケジュールは、別掲の掲載予定表をご覧頂ければと思います。
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午後からは希望者へ対して島朗九段、飯塚祐紀七段が指導対局を行いました。
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みなさんお疲れ様でした。
(Yasuta)

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